ノーパンクタイヤとは
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通常のタイヤ(ニューマチックタイヤ)には空気が入っていますが、ノーパンクタイヤは空気が入っていないため文字通りパンクしないことから、ノーパンクタイヤとも呼ばれています。
空気入りタイヤのように中に入っている空気の「量」で、支えられる重さが決まるわけではないので、比較的小さなタイヤでも重量物が運べるという利点があります。
この特徴を利用して、主にフォークリフトなどの荷役運搬等の産業用車両に使用されています。
ノーパンクタイヤの種類
- ① 多層ゴムタイプ
- 物流センターなどで活躍するフォークリフト用に普及しています。2層よりも3層の方が、クッション性のある柔らかいゴムが入っている分、乗り心地がいいのが特色。
- ② ウレタン注入型
- 飛行場の貨物運搬用カートや砕石場・産業廃棄物処理場などで働く特殊車両をはじめ、電動車椅子や一部の自転車でも使われています。
空気の代わりにタイヤ内部にウレタン溶剤を注入して凝固させます。どのタイヤでもウレタン注入は可能です。ゴムだけのノーパンクタイヤと違ってエア入りのタイヤに近い乗り心地です。
- ③ プレスオン型
- 小さくても、大きな荷重に耐えられるのが特色。停止した状態でもフォークの爪を前に伸ばして、パレットなどに差し込めるリーチ型フォークリフトは、前輪に大きな荷重がかかりますが、設計上あまり大きなタイヤは装着できないので、このタイプのタイヤを採用。小径であるがゆえに、他のフォークリフトより小回りがきくというメリットもあります。
ノーパンクタイヤのメリット
- ❶ ローコスト
- 空気入りタイヤよりも寿命が長いため大変経済的です。
タイヤ自体の値段は空気入りより高くなりますが、使用期間を考えればトータルコストは安くなります。
- ❷ 高い安全性
- 荷重に対するタイヤの変形が少なく、車両の安定性が非常に優れています。
- ❸ スムーズなステアリング
- ハンドルを切ると直ちに応答し、操作が楽でオペレーターの感覚と合い、迅速、且つ、確実な走行が可能です。
- ❹ メンテナンスがほぼ不要
- 空気入りタイヤと違い空気圧の点検が必要なく、スペアタイヤを持つ必要もありません。
フォークリフトタイヤについて
- 工場や倉庫などでの物流作業には欠かせないフォークリフトは、例えば2.5tの積載制限の場合、車重はおよそ4tほど。合わせて6.5tもの荷重を受けながら移動しなければいけないフォークリフトのタイヤは非常に過酷な環境で使用されるタイヤといえます。
消耗品であるタイヤのコストはなるべく下げたいところです。
フォークリフトタイヤの種類
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空気チューブ入りで乗り心地の良い「エアタイヤ」
全体がゴムでできている「ノーパンクタイヤ」の2種類のタイヤが主に使用されます。
- 当社のフォークリフトタイヤは全品ホイール付きでご用意しております
- タイヤの取り替えにかかる作業時間が大幅に短縮されます!
- ※ 旧いタイヤについているホイールは交換時にお引き取りいたします